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ビジョンには実用的な有効性がなければならない【経営のヒント 729】

ビジョンには実用的な有効性がなければならない。
『経営の真髄』<上>p.211

ドラッカー教授は端的に次のように問います。

それは「行動を起こすことはできるか」。
それとも「話をできるだけか」。

「望ましい未来をつくるために今日できることは何か」

今日できなければ、明日もできません。
つまりビジョンに一歩も近づきません。
ビジョンには「実用性」が必要だということです。

さらにビジョンは経済的に有効でなければなりません。
実行の先に経済的成果が見えていることです。
より具体意的には、製品やサービスを販売して対価を回収できるということです。

あなたの掲げているビジョンは、実用性と有効性を兼ね備えていますか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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