ビジョンには実用的な有効性がなければならない【経営のヒント 729】
ビジョンには実用的な有効性がなければならない。
『経営の真髄』<上>p.211
ドラッカー教授は端的に次のように問います。
それは「行動を起こすことはできるか」。
それとも「話をできるだけか」。
「望ましい未来をつくるために今日できることは何か」
今日できなければ、明日もできません。
つまりビジョンに一歩も近づきません。
ビジョンには「実用性」が必要だということです。
さらにビジョンは経済的に有効でなければなりません。
実行の先に経済的成果が見えていることです。
より具体意的には、製品やサービスを販売して対価を回収できるということです。
あなたの掲げているビジョンは、実用性と有効性を兼ね備えていますか。
佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)