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強みに焦点を合わせ自己実現のために必要なことを教える【経営のヒント 750】

「成果をあげる能力とは、(中略)すでに上手に行なえることを、はるかに上手に行えるようになる能力である。それは強みにもとづくものである」
『経営の真髄』<上>p.270

長所伸展と教師もいう。しかし実際にそのようなことが学校教育で実現することは稀です。

どちらかといえば、弱みに焦点を合わせ、平均的な人材を生み出すことに時間を費やしています。もちろん基礎となる知識について、最低限の能力は身につけさせなければなりません。学校教育は、時間もなくその域にとどまっています。

しかしeラーニングがこれまで教師が行ってきた型にはまった学習、矯正のための学習、反復的な学習を代替すると時が到来しています。

余裕のできた時間でいよいよ教師は、一人ひとりの強みに焦点を合わせ自己実現のために必要なことを教えることになります。道具はすでに整っています。あとは教師のこれまでの常識を書き換えるだけです。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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