ホーム経営のヒント事業機会の発見【経営のヒント 22】

経営のヒント

HINT

経営のヒント

事業機会の発見【経営のヒント 22】

こんにちは。何となく夏休みモードかもしれませんが、『創造する経営者』も佳境に入ってきました。今日は、「第10章 事業機会の発見」です。さて皆さん、「機会はみつけるもの」とは、いいますが、「機会はやってくるもの」とは言いませんね。
運、不運、機会・チャンスは、事業に大きな影響を与えますが、運に頼っていては、経営者とはいえません。今日のドラッカーの一言です。

<ドラッカーの一言>
☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
事業の機会を体系的に発見し、それを開拓する企業だけが繁栄し、成長する。
☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!☆!
新訳『創造する経営者』(ダイヤモンド社)より

事業機会の発見は、偶然とか、思いつきでは、ダメで、ドラッカーは、<体系的に>発見するとしています。難しいですが、私も実践したいと思います。次の3つは、事業機会発見のための問いです。
1.事業を脆弱なものにし、成果を阻害し、業績を抑えている弱みは何か
2.事業内においてアンバランスになっているものは何か
3.事業に対する脅威として恐れているものは何か

個別の説明は、著書に譲りますが、第4章製品分析でみたように<昨日の主力品>に頼っている場合には、早急に新たな事業機会を見つけ<明日の主力品>を見つけなければなりません。<今日の主力品>で安心している方も探し始めなければなりませんね。モチロン<体系的>にです。

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

関連記事