事業機会の発見【経営のヒント 22】
こんにちは。何となく夏休みモードかもしれませんが、『創造する経営者』も佳境に入ってきました。今日は、「第10章 事業機会の発見」です。さて皆さん、「機会はみつけるもの」とは、いいますが、「機会はやってくるもの」とは言いませんね。
運、不運、機会・チャンスは、事業に大きな影響を与えますが、運に頼っていては、経営者とはいえません。今日のドラッカーの一言です。
<ドラッカーの一言>
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事業の機会を体系的に発見し、それを開拓する企業だけが繁栄し、成長する。
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新訳『創造する経営者』(ダイヤモンド社)より
事業機会の発見は、偶然とか、思いつきでは、ダメで、ドラッカーは、<体系的に>発見するとしています。難しいですが、私も実践したいと思います。次の3つは、事業機会発見のための問いです。
1.事業を脆弱なものにし、成果を阻害し、業績を抑えている弱みは何か
2.事業内においてアンバランスになっているものは何か
3.事業に対する脅威として恐れているものは何か
個別の説明は、著書に譲りますが、第4章製品分析でみたように<昨日の主力品>に頼っている場合には、早急に新たな事業機会を見つけ<明日の主力品>を見つけなければなりません。<今日の主力品>で安心している方も探し始めなければなりませんね。モチロン<体系的>にです。
佐藤 等