仕事を設計し、人を配置するという原則【経営のヒント 784】
ウィドウメーカーの仕事は廃止しなければならない。
『経営の真髄』<下>p.14
ウィドウメーカーの日本語訳は「後家づくり」の仕事です。つまり、優秀な者が連続して失敗する仕事です。
たまたま一人の人間が、なかなか見られない2つの資質を兼ね備えたために上手くこなしてしまった属人的な偶然の産物です。
このような仕事は廃止し、再構築することです。さもなければ優秀な人材が離れてしまいます。
根本原因は仕事を設計し、人を配置するという原則を破ったことにあります。仕事を観る眼を養いたいものです。
佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)