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仕事を設計し、人を配置するという原則【経営のヒント 784】

ウィドウメーカーの仕事は廃止しなければならない。
『経営の真髄』<下>p.14

ウィドウメーカーの日本語訳は「後家づくり」の仕事です。つまり、優秀な者が連続して失敗する仕事です。

たまたま一人の人間が、なかなか見られない2つの資質を兼ね備えたために上手くこなしてしまった属人的な偶然の産物です。

このような仕事は廃止し、再構築することです。さもなければ優秀な人材が離れてしまいます。

根本原因は仕事を設計し、人を配置するという原則を破ったことにあります。仕事を観る眼を養いたいものです。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

 

 

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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