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知識労働者は、仕事に人生を求める【経営のヒント 793】

人はみな、自らの個性、強み、関心に従って生きていくことができなければならない。
『経営の真髄』<下>p.29

「知識労働者は、40代のはじめから半ばにかけて、精神的な危機に陥る」とドラッカーはいいます。なぜか。

知識労働者は、仕事に人生を求める」からです。15年、20年と同じ仕事をしていれば、新しい刺激もなく退屈なものになるといいます。つまり危機の原因は、飽きにあるのです。

人生の喜びを再び手にするために必要なものは第二の人生です。もっているスキルや経験は同じでも、環境を変えることで、新しい挑戦、機会、貢献を手にすることです。

そのための準備を早めに始めなければなりません。できれば40歳代には始めたいものです。貴方は、第二の人生の準備を何から始めますか。

 

佐藤 等(ドラッカー学会共同代表理事)

 

 

 

 

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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