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経営管理者はマネジメントする【経営のヒント 77】

今日は第12章「経営管理者はマネジメントする」からです。
成功している組織には、1つの特徴があるといわれます。
それは、仕組みをつくり仕組みを管理し、決して人を管理しないという点です。
この観点からは、ワンマン社長もカリスマ営業マンも不要です。
仕組みの一つが、チームの存在です。そもそも組織ができているのは、
個人の強みを生かすためだったのをご記憶でしょうか?
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https://knowledge-plaza.biz/knowledge/bknum2/2003/0215.html

それでは、今日の一言です。

<ドラッカーの一言>
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チームによる仕事には、個別の仕事よりもはるかに緻密な組織、
密接な協力、一人ひとりの役割の明確化を必要とする。
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新訳『現代の経営』(ダイヤモンド社)より

私のパートナーに保険業界初のチーム営業に取り組んでいるT氏がおります。
お互いの役割を明確にすることでお互いの仕事量は減り、成果が数倍増しているそうです。お互いの強みをベースとした「密接な協力」をベースにした「貢献」を明確にすることが成果を生んでいます。個人の成果主義バリバリの企業文化にチーム営業を導入するという型破りの、しかしビジネスの原理・原則に則った考え方で保険業界に風穴をあけようと挑んでいます。
組織の意味、チームの意味を原点に戻って考えるとき経営管理者の役割とビジネスの仕組み浮かび上がってくるはずです。
キーワードは、個人の強みと個人の貢献です。

佐藤 等

ドラッカー教授

佐藤 等

<実践するマネジメント読書会®>創始者。『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズ5冊の著者。ドラッカー学会理事。マネジメント会計を提唱するアウル税理士法人代表/公認会計士・税理士。ナレッジプラザ創設メンバーにして、ビジネス塾・塾長。Dサポート㈱代表取締役会長。
ドラッカー教授の教えを広めるため、各地でドラッカーの著作を用いた読書会を開催している。公認ファシリテーターの育成にも尽力し、全国に100名以上のファシリテーターを送り出した。誰もが成果をあげながら生き生きと生きることができる世の中を実現するため、全国に読書会を設置するため活動中。
編著『実践するドラッカー』(ダイヤモンド社)シリーズは、20万部のベストセラー。他に日経BP社から『ドラッカーを読んだら会社が変わった』がある。 2019年12月『ドラッカー教授 組織づくりの原理原則』を出版。 雑誌『致知』に「仕事と人生に生かすドラッカーの教え」連載投稿中

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