経営管理者はマネジメントする【経営のヒント 77】
今日は第12章「経営管理者はマネジメントする」からです。
成功している組織には、1つの特徴があるといわれます。
それは、仕組みをつくり仕組みを管理し、決して人を管理しないという点です。
この観点からは、ワンマン社長もカリスマ営業マンも不要です。
仕組みの一つが、チームの存在です。そもそも組織ができているのは、
個人の強みを生かすためだったのをご記憶でしょうか?
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それでは、今日の一言です。
<ドラッカーの一言>
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チームによる仕事には、個別の仕事よりもはるかに緻密な組織、
密接な協力、一人ひとりの役割の明確化を必要とする。
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新訳『現代の経営』(ダイヤモンド社)より
私のパートナーに保険業界初のチーム営業に取り組んでいるT氏がおります。
お互いの役割を明確にすることでお互いの仕事量は減り、成果が数倍増しているそうです。お互いの強みをベースとした「密接な協力」をベースにした「貢献」を明確にすることが成果を生んでいます。個人の成果主義バリバリの企業文化にチーム営業を導入するという型破りの、しかしビジネスの原理・原則に則った考え方で保険業界に風穴をあけようと挑んでいます。
組織の意味、チームの意味を原点に戻って考えるとき経営管理者の役割とビジネスの仕組み浮かび上がってくるはずです。
キーワードは、個人の強みと個人の貢献です。
佐藤 等