起業家としてのマネジメント【経営のヒント 47】
今日から『イノベーションと起業家精神-その原理と方法-』の下巻に入ります。下巻は、第二部起業家精神のためのマネジメント、第三部起業家戦略というドラッカーならではテーマが並びます。そして第12章は「起業家としてのマネジメント」です。
起業家精神を発揮して、いかにイノベーションを行なうかということです。思い起こして下さい。第31号で「起業家精神とは、気質ではなく行動である。しかもその基礎となるのは、直感ではなく、原理であり、方法である。」をご紹介したのを覚えているでしょうか?今日の一言です。
<ドラッカーの一言>
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既存企業とくに大企業は、起業家としての能力を身に
つけないかぎり、急激な変化とイノベーションの時代を
生き抜くことはできない。
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新訳『イノベーションと起業家精神-その原理と方法-』(ダイヤモンド社)より
起業家精神は、身につけるべき能力であり、実行すべきものなのです。マネジメント力同様経営者が持っていなければならないスキルの一つです。なんだか「起業家精神」って言葉が不思議ですが、スキルであり行動そのものなのです。しかも既存企業には、必須の生き抜くためのスキルだといいます。聞き逃せないですね。是非この機会に意識して身につけたいものですね。下巻は、結構具体的です。
佐藤 等