9か月連載してきた<マネジメントと人間力(学)>についてですが、今回で一区切りとしたいと思います。今回の連載は、次の言葉から始まりました。
「マネジメントとは、科学であるとともに同時に人間学である。
客観的な体系であるとともに、信条と経験の体系である」
『マネジメント<上>』p.38
第一回目の昨年、2020年6月5日には、西洋には「人間学」にあたる言葉は存在しないこと、原文のhumanity、本来は人文科学と訳され哲学や心理学などを含む包括的な言葉であることを指摘し、「人間学」は、上田先生の翻訳に負うところが大である旨を書かせて頂きました。
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