HINT
「マネジメントは、いかに選ばれ構成されようとも一つの力である。(中略)しかしいかなる力といえども、自らを制禦するものを必要とする。さもなければ専制となる」
『経営の真髄』<上>p.319
専制に代わるものがマネジメントである。ドラッカーは高らかに宣言した。肝に銘じてマネジメントは専制的になってはいけないのです。続きを見る…
「仕事と人の双方が、これからは史上最大の転換期に入る。産業革命以降最大の転換である」
『経営の真髄』<上>p.315
ドラッカー教授がこの言葉を用いてから50年が経ちます。誰もが転換期を実感できるになりました。パソコンを用いてディスクワークを行う。このような働き方は、50年前には存在しませんでした。
ではパソコンを前に何を行っているのでしょうか。続きを見る…
「仕事と働くことは別の世界に属する。仕事は人の外にある。仕事そのものの論理に従う。働くことは人の内にある。働くことそのものの力学に従う」
『経営の真髄』<上>p.315
仕事(work)と働くこと(working)は別物である。仕事は、顧客に製品やサービスを提供するために必要なものです。つまり顧客によって決まるものです。その意味で「仕事は人の外」にあります。続きを見る…
「最大化という目標は決して達成されることがない。それどころか、達成に近づくほど一層の努力が求められる」
『経営の真髄』<上>p.304
第16章は「公的機関における企業家精神」です。
公的機関とは、政府、労働組合、教会、大学、学校、病院、NPO、慈善団体、職業別団体、業界団体などを指しています。イノベーションとは縁遠い、ように思えるかもしれませんが、企業以上に必要であるとドラッカーはいいます。続きを見る…
「あらゆる政策、プログラム、活動について、『ミッションは何か』『いまも妥当なミッションか』『いまも価値あることか』『いま行っていなかったとして、いま始めるべきものか』を考えなければならない。」
『経営の真髄』<上>p.298
この章は「政府機関の再生」というタイトルです。政府機関の特性として継続性と説明責任が求められます。一度、始めたものはなかなかブレーキをかけられないのです。続きを見る…