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≪強みを生かす≫

 人の才能は、34に分類できるそうです。ちなみに私は、強い順に着想、戦略性、学習欲、包含、収集心。私は、分析に際して34種類の才能のどれが該当しそうか予想をたて10個選んでみました。

 結果は、その中に3つ入っており、2つは入っていませんでした。分析結果は、100%納得のいくものでしたので、いかに自分で自分のことを知らないかを思い知らされました。

 私たちの事務所では、今スタッフ全員が34種類の才能を分析中です。既に分析を終えたスタッフからは、納得感のある結果を聞くことができています。

 才能分析は突然始まりました。私たちの事務所で昨年から行っている読書会、スタッフの希望で今年はついにP.F.ドラッカーに挑戦中です。
最初の1冊、『経営者の条件』の第4章は「強みを生かせ」です。簡単にそういうけど・・・実は企業レベルでも個人レベルでも強みを知ることは、実に難しいことです。

 そんな強みを知る方法を私が紹介し、まず全員が自分の才能を知ることに着手しています。

 強みとは、常に完璧に近い成果を生み出す能力。そして強みは次の式で表すことができます。

強み=才能(資質)×知識×技術

才能:無意識に繰り返される思考、感情、行動パターン。
知識:学習と経験によって知り得た真理と教訓。
技術:行動のための手段

 一言に「強みを生かせ」と言われるときの「強み」は、才能(資質)という天賦の才を後天的に習得できる技術と知識で磨きをかけると生まれてくるということです。

 さて企業は、紛れもなく異才の人間の集団です。個々人の強みをよく利用して、これを企業の目的のために活かすことができれば最高のパフォーマンスを発揮できることは疑う余地がありません。

 皆さんの企業では、「最も得意な仕事をする機会に毎日恵まれているか」という問いに対してYESと答えるスタッフはどれくらいいるでしょうか。ある調査では、何と20%しかいませんでした。恐ろしい数字ですね。

 例えばこんなことが起こります。「学習欲」のあるスタッフは、学習欲が刺激される環境がなければ、その組織を離れます。「責任感」のあるスタッフは、スピードのために質を犠牲にすることができませんのでスピードを求めてはフラストレーションが爆発します。

 チームで強みが共有されていたら事前に打つ手はいくらでもあります。チームで強みが共有されていたら・・・間違いなく生産性や顧客ロイヤリティー、さらに従業員の定着率もあがります。

 現在私たちの事務所では、「強み革命」が進行中です。成果は、またの機会にレポートできればと思います。「利益を生むサイクル」の1つの要素に「人づくり」があります。「人づくり」は、ドラッカーの教えを待つまでもなく個々人の「強みを生かす」ことに他なりません。

 私たちの取り組みに興味のある方は、佐藤satou@hk-plaza.co.jpまでご一報下さい。30分でできる分析の仕方をお知らせします。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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