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≪<運/つき>は行動から≫

 ネットワークという言葉に皆さんは、どの様なことを連想されますか。 人脈、インターネット、ネットワークビジネスと様々な言葉が出てきそうです。
 次ぎのようなことが最近ありました。 公認会計士の補習所時代のクラスメートからインターネットで検索していたら私の名前が引っかかったということで、15年ぶりにメールで交信しました。 彼は、現在ロンドンの某都市銀行支店勤務でした。 また昨年にも母校(大学)のホームページを見ていたら私の名前らしきものを発見したということで、「もしかして…」というコンタクトをとってきた当時のゼミの仲間がおりました。 実に18年ぶりの交信でさっそくその数週間後に東京で彼を訪ねました。 彼は、ベンチャーキャピタリストであり、私の現在の仕事と大いに関係のある職についていました。

 さてこんなことは、私だけでなく世の中には沢山あるのだろうなと思っていましたが、最近「新ネットワーク思考」(NHK出版)という本を読んでいると次ぎのようなことが書いてありましたのでご紹介します。
 www-ワールド・ワイド・ウェブ上には、数十億ものホームページがあり、相互にリンクで結ばれています。 そんな中で任意の2つのホームページが結びつくには、何回クリックすると到達するかということが書かれていました。 NEC北米研究所の研究結果によると、なんとたったの19回でした。 おそらく皆さんが思っているよりも少ない数だったのではないでしょうか。 インターネットの世界も意外と小さいなあ、というのが私の実感でした。 先ほどの私の例なども、この研究結果を考えると当然起こりうることだと妙に納得されられました。

 最近、私の事務所のスタッフがメールのやり取りをしている方と、まったく別の方の紹介でお会いする機会がありました。 その方と私のスタッフは、私がお会いした当日の朝にもメールでやり取りをしていたそうです。 「世間は狭いですね、悪いことできませんね」などと決り文句みたいに語られることが多いと思います。 このときもやはり、そうでした。

 上で紹介した本には、何の関係もない任意の2人が出会うには、間に何人介せば到達するかについての研究結果にも触れられています。 アメリカの研究結果ですが、5人介せば、つまり6人目には会えるそうです。 例えば、小泉首相に会いたいと思い人づてにたどっていくと6人目が小泉さんだということです。 この数字を見たときそうか「世間が狭い」のは当たり前だと、またまた合点がいきました。

 こう考えると様々な方々と縁を持つことは、自分次第だということがわかると思います。 なぜなら1人以上知り合いがいれば思った人に必ず出会えるわけですから。 積極的に行動することで、運も開けるのではないでしょうか。

今後、皆様とのご縁がますます身近になり、沢山の「つき」を運べる血の通った濃い「ナレッジプラザ」にしていきたいと思います。

ナレッジアドバイザー 佐藤 等

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