MANAGEMENT HINT
第一に、われわれはマネジメントを、その果たすべき役割によって定義しなければならない。
『経営の真髄』<上>p.58
組織は道具である―前回お話しました。そして組織の目的は何かとの問いを残して終えています。マネジメントの役割と組織の目的は同義です。つまり、組織の目的を実現するためにマネジメントに役割が与えられているのです。マネジメントの3つの役割、つまり組織の目的です。続きを見る…
組織が存在するのは、組織自体のためではない。社会的な目的を果たし、社会、コミュニティ、人のニーズを満たすためである。
『経営の真髄』<上>p.58
ドラッカー教授は、組織は社会的な機関、もしくは社会の道具であるといいます。つまり組織が存在する目的は社会のためであるということです。
マネジメントとは実践である。その成否は成果で判定される。
『経営の真髄』<上>p.56
マネジメントの成否は成果にあります。つまり組織の外の世界に変化をもたらすことにあります。第一に、顧客に満足をもたらすことです。
そのために必要なものが「実践」です。実践にはスキルが必要です。しかし同時に「マネジメントは人間に関わるものであり、価値観や成長に関わるものである。すなわち、それは人間学である」と続けました。
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最も重要なこととして、組織にとって成果は常に組織の外にある。
『経営の真髄』<上>p.55
前回、マネジメントの本質は「ものの考え方」にあることを指摘しました。ドラッカー教授は、7つの「ものの考え方」を示しました。今回は、(4)~(7)を説明します。
マネジメントとは、何にもましてものの考え方であることを教えている。
『経営の真髄』<上>p.53
マネジメントとは、手法や分析道具のセットではありません。もちろん道具という側面はありますが、本質は「ものの考え方」にあります。ドラッカー教授は、7つの「ものの考え方」を示しました。
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