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マネジメント・チームのつくり方を学ぶ【経営のヒント 656】2021.04.05

組織が生存を続けるには、ある段階において、構造、原理、姿勢、仕事を変えなければならない。組織はマネジメントを必要とするようになる。

『経営の真髄』<上>p.22

マネジメントとは、経営者のことではありません。役員会のことでもありません。もちろんオーナー権を持つ者という意味でもありません。機関です。機能を持った人の集まり、つまりチームです。

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ドラッカー「経営の真髄」を書いた目的【経営のヒント 655】2021.03.25

今日では、意味ある競争力要因は知識労働者の生産性だけである。その生産性を左右するものは、マネジメントではなく知識労働者自身である。雇用主たる組織のあり方を規定するものは知識労働者である。

『経営の真髄』<上>p.20

 

これをドラッカー教授は「新しい事態である」と評しました。つまり、組織の命運を握るのは、知識労働者だというのです。こうした新しい事態に応えるためにどうすればよいのかという問題意識から書かれたのが本書です。つまり本書の目的です。

 

次の象徴的な言葉に表れています。

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『経営の真髄』は「有機体としてのマネジメント」を学ぶために現代的にアップデートされた著作【経営のヒント 654】2021.03.15

重要なことは、部分の効率ではなく、成長、均衡、調整、統合の結果としての全体の成果である。

『経営の真髄』p.4

『経営の真髄』の編集を担当したジョセフ・A・マチャレロ教授は、序文で「有機体としてのマネジメント」を強調しました。すなわち「全体は部分の総和を越え、しかも部分とは異質であるがゆえに、大きなフレームワークのもとに理解を進める必要がある。(中略)マネジメントは、一つの大きな有機体として見るとき、はじめて意味ある存在として理解できるものとなる」。

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ドラッカー教授の『マネジメント』をアップデートした作品『経営の真髄』を読む【経営のヒント 653】2021.03.05

ポラスとの共著を書き上げたとき、書名候補は100を超えた。困った私たちは、いつそ「すべてはドラッカーの言うとおり」にしようかと言った。

『経営の真髄』「ドラッカーが遺したもの」

 

名著『ビジョナリーカンパニー』誕生に関わる秘話を著者のジム・コリンズが『経営の真髄』の冒頭を飾りました。

 

今日からメルマガは、ドラッカー教授の『マネジメント』(1973)をアップデートした作品『経営の真髄』から送ります。同書は、1974以降、ドラッカー教授が逝去される2005年までに発表された著作群をリソースとして原著『マネジメント』をジョセフ・A・マチャレロ教授が編集したものです。

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日本文化に根ざしてきた「人間学」をマネジメントにどう生かすか【経営のヒント 652】2021.02.25

9か月連載してきた<マネジメントと人間力(学)>についてですが、今回で一区切りとしたいと思います。今回の連載は、次の言葉から始まりました。

 

「マネジメントとは、科学であるとともに同時に人間学である。
客観的な体系であるとともに、信条と経験の体系である」
『マネジメント<上>』p.38

 

第一回目の昨年、2020年6月5日には、西洋には「人間学」にあたる言葉は存在しないこと、原文のhumanity、本来は人文科学と訳され哲学や心理学などを含む包括的な言葉であることを指摘し、「人間学」は、上田先生の翻訳に負うところが大である旨を書かせて頂きました。

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