MANAGEMENT HINT
2年半続いた<原理のマネジメント>に一区切りをつけ、
今回から新しいテーマ<マネジメントと人間力>に取り組みます。
初回は、少し理屈っぽい文章になります。
申し訳ありませんが我慢して読んで下さい…笑(しかも初回は長い…)。
それでは起点となるドラッカー教授の言葉から始めます。
「マネジメントとは、科学であるとともに同時に人間学である。
客観的な体系であるとともに、信条と経験の体系である」
『マネジメント<上>』p.38
2年5か月間、ナレッジメール便として発信してきた「原理のマネジメント」ですが
今号で一区切りとしたいと思います。
「原理のマネジメント」については、今後も下記ナレプラチャンネルなど通じて発信していく予定です。
https://www.youtube.com/channel/UCMCWgUsqSSB40UbT9GujBgw
ドラッカー教授のマネジメントの体系にしたがって
事業のマネジメント、仕事のマネジメント、人のマネジメント、セルフマネジメントの順で
おおよそ基本や原理原則と思われるものを拾い集めながら138の原理にまとめました。
表現の調整やまだ網羅性に欠ける面がありますが、別の機会に整理、充実していきたいと思います。
ご存知のようにドラッカー教授のマネジメントは、
組織と社会との関わりを中心とした事業のマネジメントと
その社会との関りを日々の仕事に落としこむ仕事のマネジメントという比較的論理的な側面があります。
一方で実際に仕事を行う人間が生き生きと働くために必要なマネジメントがあり、
その表裏をなす存在にセルフマネジメントがあります。
引き続きセルフマネジメントについでです。前回次の原理を紹介しました。
<マネジメントの原理137>
マネジメントの基本はセルフマネジメントである
セルフマネジメントの基本は成果をあげる能力です。
スキルや業務知識のように到達レベルを容易に測れるものではないという点に注意が必要です。
測定基準は、あくまでも「成果」、つまり外の世界における変化だということです。
コロナ禍によりテレワークをしながらこのメールマガを読んでいる方も多いと思います。
「密集」を避ける技術であるICT(情報通信技術)のお蔭です。
ICTは、「密」を避け「疎」になるための効果的技術です。
しかし一方で「疎」は、「密接」の在り方を変えます。
疎遠になっては、仕事の生産性は大幅に低下します。
こんな時だからこそセルフマネジメントの重要性を痛感せざるをえません。
こんな時は、基本に戻りましょう。
今日は意思決定の6回目です。意思決定の手順の復習からです。
<マネジメントの原理131>
意思決定は、手順にしたがう。
(1)問題の本質を見極め、真の問題を対象とした意見の土台をつくる
(2)関係者から異なる意見を集め、複数の選択肢をつくる
(3)一つの選択肢を選んで実行に移す
(4)同時に成果の基準を明確にし、モニタリングを行う
(5)実行結果をモニタリングし、フィードバックを行う
今日は、(5)についての原理です。