HINT
「知識労働では、(中略)自ら動機を持ち、自ら方向を決めるのでなければ、生産的に働くことはできない。自ら何かを生み出せなければならない。」
『経営の真髄』<上>p.321
50年前、ドラッカー教授は「知識労働者のマネジメントは、まったく新しい種類の課題である」と宣言しました。まさに今、その状況に日本はあります。続きを見る…
「マネジメントは、いかに選ばれ構成されようとも一つの力である。(中略)しかしいかなる力といえども、自らを制禦するものを必要とする。さもなければ専制となる」
『経営の真髄』<上>p.319
専制に代わるものがマネジメントである。ドラッカーは高らかに宣言した。肝に銘じてマネジメントは専制的になってはいけないのです。続きを見る…
「仕事と人の双方が、これからは史上最大の転換期に入る。産業革命以降最大の転換である」
『経営の真髄』<上>p.315
ドラッカー教授がこの言葉を用いてから50年が経ちます。誰もが転換期を実感できるになりました。パソコンを用いてディスクワークを行う。このような働き方は、50年前には存在しませんでした。
ではパソコンを前に何を行っているのでしょうか。続きを見る…
「仕事と働くことは別の世界に属する。仕事は人の外にある。仕事そのものの論理に従う。働くことは人の内にある。働くことそのものの力学に従う」
『経営の真髄』<上>p.315
仕事(work)と働くこと(working)は別物である。仕事は、顧客に製品やサービスを提供するために必要なものです。つまり顧客によって決まるものです。その意味で「仕事は人の外」にあります。続きを見る…
「最大化という目標は決して達成されることがない。それどころか、達成に近づくほど一層の努力が求められる」
『経営の真髄』<上>p.304
第16章は「公的機関における企業家精神」です。
公的機関とは、政府、労働組合、教会、大学、学校、病院、NPO、慈善団体、職業別団体、業界団体などを指しています。イノベーションとは縁遠い、ように思えるかもしれませんが、企業以上に必要であるとドラッカーはいいます。続きを見る…