HINT
「企業の仕事はやりがいが十分でなく、成果や責任が十分でない。ミッションも見えない。あるのは利益の追求だけである」
『経営の真髄』<上>p.262
ここに一つの警鐘があります。アメリカのNPOのボランティアが発した言葉です。
企業では、働き甲斐を得にくいといいます。成果や責任を求めても十分に担わせてもらえないといいます。仕事が金銭的な報酬以上のものであることがわかります。続きを見る…
彼ら無給のスタッフが求めているものは何か。いつでも辞めることができる彼らをとどまらせるものは何か。
『経営の真髄』<上>p.259
人はなぜ無給でも働きたいと思うのか?
前回このように問いを立てました。
この問いには人が働く意味という本質的な側面が隠れています。続きを見る…
ますます多くのNPOが、ボランティアは無給だからこそ、貢献し、仕事に満足してもらわなければならないとしている。
『経営の真髄』<上>p.256
ドラッカー教授は、「ボランティアの中核が、善意のアマチュアから無給の専門スタッフに移行したことは、NPO自身にとって大きな変化であるだけでなく、企業にとって大きな意味がある」といいます。続きを見る…
企業がNPOから学ぶべき第二のものが、取締役会のあり方である。
『経営の真髄』<上>p.253
企業がNPOから学ぶべきことの第一は、ミッションをもつことでした。ドラッカーは、企業の取締役会として機能する理事会からそのあり方を学ぶべきだといいます。続きを見る…
一流のNPOは、顧客を見つけ出すためだけでなく、自分たちがどの程度成功しているかを知るために外の世界に目を向ける。
『経営の真髄』<上>p.251
ミッションは、外の世界への認識を深める。しかし、ミッションの追求だけだと大義に満足してしまう傾向があります。続きを見る…